お知らせ
リズム園新ポスト完成とお別れ会
2016年3月16日 (水)
3月12日(土)に、リズム園の新しいポストが完成し、設置されました。
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これは、楽芸専科「もの作りコース」を選択しているお子さんたち(主に中学生)が、小林先生のご指導の下作りあげた作品で、世界に1つだけのリズム園の宝物。
ポストの大きさや形、色を決めるところから始まり、板を採寸してのこぎりで切り落とし、釘を使って打ち付け、ペンキで色を塗り、最後の設置まで、実に半年もの時間をかけて作り上げてくれました。
ポストを入れての記念撮影では、お子さん方の表情に達成感や自信がキラキラと見て取れました。
鮮やかなスカイブルーのボディーと赤い屋根が目を引きます。
お子さんたちが描いて取り付けてくれたカラフルな板の飾りからも、園の楽しい雰囲気が伝わってきます。
ポストの完成度の高さもさることながら、私たちが感激したのは製作過程で見られたお子さんたちのいきいきと取り組む姿でした。
お互い意見を出し合って一つ一つ決めていく姿や、声をかけて仲間を助けたり思いやる様子。
回を追うごとに団結力が強まり、ポスト作りを通して一回りも二回りも成長したように感じました。
そしてこの日は、今年度最後の「もの作り」の日であり、このコースを選択している中学3年生2人の最後の療育日でもありました。
共にポスト作りなどを行ってきた仲間たちや保護者の皆さんと共にささやかながらお別れ会を開催しました。
セッティングされたテーブルには、職員が用意した飲み物やお菓子が並べられました。
そこに、在園生のお母さんがこの日のために腕を振るって作って下さったマフィンやケーキが、華やかさと温かさを添えてくれました。
総勢23名。理事長の挨拶から会はスタート。和やかな雰囲気の中、歓談の時間が流れました。卒園生と保護者の方々からの心温まるお言葉は、職員にとって励みであり身の引き締まる思いがしました。リズム園でかかわったのは、1人は幼少期から、もう1人は中学生になってから、と年数は異なりますが、2人ともその子らしい成長の姿を毎回見せてもらいました。
そして、リラックスして会話を楽しみ、飲み物やお菓子をさり気なくサーブし合うお子さんたちの姿に、涙が出そうになりました。
リズム園と在園生が用意した贈り物は
●在園生によるピアノ独奏 ヴィヴァルディ 四季より「春」
●サイネリアの鉢植え
●オリジナルイラスト&お子さんたちの寄せ書き付きバッグ、タオルやハンカチのセット
●オリジナルイラストクッキー&コースター(イラストは職員が描きました)
●保護者の方と撮った写真(額入り)
●「いつまでも忘れない」を全員で合唱
カタチに残る物、心に刻まれる物・・・リズム園らしい数々を、心を込めて贈らせていただきました。
春からの高校での新生活に向けて、少しでもエールになってくれれば嬉しいです。
♪今日の日はさようなら、また会う日まで・・・♪